【理学療法士として伝えたいシリーズ】ヘルスリテラシーということば

ども。
GOROです。

ここ数日ブロガーさんの紹介記事ばかり書いていたので・・・

理学療法士としての目線から書く記事はなんだか久しぶり(笑)

今回の記事では

ヘルスリテラシー

についてお話しようと思います。

私のブログも基本的には

読んでくださった方のヘルスリテラシーを高める

ことを目的としているんですが・・・

この言葉自体の認知度って実はイマイチなんですよね。

この記事を読むことで、皆さんが少しでもヘルスリテラシーを高めるということの重要性を認識してくれたらなー、なんて思いつつ、さっそく本題に入っていきたいと思います。

目次

ヘルスリテラシーということばの意味

この言葉の定義についてはこのブログのトップページにも記載してあるので、ここでは敢えて述べませんが・・・

つまるところ、

健康や医療に関する情報を

  • 入手
  • 理解
  • 評価
  • 活用

するための能力のことを、ヘルスリテラシーと言います。

どれかひとつの項目の能力が高くても、他の項目の能力が低ければヘルスリテラシーが高いとは言えません。

あくまでこれらの項目の総合値がどの程度なのかという部分が判断の基準になっています。

日本人はヘルスリテラシーが低い

ここ数年は日本も健康ブームが続いています。

アレを食べたら健康に良い、あの運動をしたら健康に良い、あの器具を使ったら健康に良い・・・

世の中には健康に関する様々な情報が飛び交い、一見すると

『日本人は健康への意識が高い。ヘルスリテラシーが高い人種だ』

なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし残念ながらそれは、勘違い

日本人は世界的に見ると、むしろヘルスリテラシーが低い人種なんです。

国別のヘルスリテラシーの平均点
中山和弘さん運営「健康を決める力」より引用

近年ではヘルスリテラシーを比較するための国際的な共通尺度による国別の比較も行なわれているんですが

日本、低くないですか?15国中ワースト1位。

50点満点中25.3点です。

日本のヘルスリテラシーが低いワケ

日本のヘルスリテラシーが低い最も大きな理由は

  • 家庭医療専門医が少ないこと
  • 医療保険制度の恩恵に頼り過ぎていること

この2点。

少し具体的に考えてみましょう。

日本には家庭医が本当に少ない

皆さんはご存じですか?家庭医療専門医…略して家庭医

家庭医療専門医とは

診療科って、内科や外科、耳鼻咽喉科など、臓器ごとに分野が分かれていますよね?対して、家庭医療専門医というのは患者さんの年齢や性別、臓器等にとらわれず広い分野にわたって1人で診療を行う医師のことを言います。

要するに、様々な分野の専門知識を高いレベルで習得しているハイスペックな町医者さん。

皆さんの中にもかかりつけ医が決まっている、という方がいらっしゃると思いますが…

それは多くの場合、ひとつの分野に精通したお医者さんです。

例えば、腰痛がひどくてかかりつけ医を受診したとします。

でも、かかりつけ医が『〇〇内科』とかだったとしたら得意分野は内科。腰痛を診るのが得意なのは整形外科です。

うーん。レントゲンとってみたけど骨には異常なさそうですね。湿布薬と痛み止めの飲み薬出しておきます。

得意分野でなければせいぜい、このくらいの対応。

かかりつけ医の精通した分野であればよいのですが、そうでなかった場合はあまり専門的な医療を受けられません(言い切っちゃったらお医者さんに申し訳ない気もしますが・・・理学療法士と働いていて強く思う部分なので、敢えて言い切ってしまいました)。

つまり適切な対処をしてもらえないという場面もけっこう多いんです。

地域医療が充実しているといわれるヨーロッパでは全体の約1/3の医師が家庭医

対して日本は30万人にる医師のうち家庭医は数百人

これじゃ『地域医療』がヨーロッパ等に遅れを取るのも仕方がありません(苦笑)

健康に対する知識を手に入れようと考えた場合…我々は大抵、各種メディアから情報を集めます。

  • TVやラジオ
  • 書籍
  • SNS
  • ブログ等

家庭医が多く存在し、気軽に相談できるような環境にあるヨーロッパの人々は

こういったメディアからの情報が正しいのかどうか、気軽にかかりつけ医に相談します。

メディアからの情報 + 専門知識を持つ医師の助言

この二つが揃って初めて、医療や健康の正しい知識を得ることが出来ます。

日本人はこのあたりの判断がちょっと弱め。

専門分野じゃないかかりつけ医の見解を鵜吞みにしがちだし

インフルエンサーが広める健康情報に右往左往してしまいやすいんですよね。

日本人は医療保険制度におんぶにだっこ

皆さん、日本の医療保険制度をご存じですか?

…と聞かれて、まったく知らないという方はおそらく居ないんじゃないかなと思いますが…

医療費の負担額は原則3割負担
年齢や収入等の条件によって1~3割負担

というもの。

細かい仕組みはともかく、日本人は医療の力を借りようと思った時、大概の場合は1~3割の負担額で良いワケです。

日本に生まれ、日本の制度に守られているとさも当然のように感じますが…

実は非常に恵まれた制度。

まぁ、多くの先進国はこういった医療制度を取り入れているので、珍しいというワケではありませんが。

ちなみに、アメリカの医療制度はどうなっているかと言えば
先進国で唯一、全国民をカバーする医療保険制度がありません。

なのでアメリカの皆さん、だいたいは民間の医療保険に加入するわけですが…

窓口での支払いは自費となるため、一時的とはいえとにかく高い(苦笑)

ちなみに保険加入していない無保険者も2500万人以上存在します。

そういった事情から

アメリカ国民は出来る限り病院のお世話にならないよう心掛けています。

調子が悪くて受診した場合でも、自分の症状について徹底的に調べ上げてから受診…医師の説明に納得するまで帰りません。

日本人であれば

日本人

なんだか手を挙げるときに肩が痛いんですー

みたいな感じで受診すると思うんですが、アメリカでは

アメリカ人

上肢を持ち上げるとき、90°以上挙げようとすると肩甲骨の内側、肩甲下筋のあたりに痛みが出る。腫れや熱感はないから筋肉の短縮で関節がうまく動いていないんだと思う。医師の見解としてはどうだ?

みたいに、かなり専門的なところまで調べたうえで病院に足を運ぶという方もたくさん。

誤診でもされて通院期間が延びたり、入院や手術なんかになったら莫大な費用が掛かってしまいますからね。

とにかく誤診はされないよう、自分自身がしっかりと疾患について学ぶワケです。

自然と正しい知識を追求し、病状改善に必死になるため、アメリカ人のヘルスリテラシーは日本人と比べて高いといわれているんです。

日本人

とりあえずお医者さんに診てもらって、言われたとおりにしていれば良くなるかなー。

こんな風に考えられるのは、日本に安心の医療保険制度があってこそ。

一方でそんな医療保険の安心感が、日本人のヘルスリテラシーを下げる要因の一つになっているなんて皮肉な話です。

私たちがヘルスリテラシーを高めるためにできること

国レベルで考えれば

家庭医を増やして、信頼のおける町医者さんの絶対数を増加させる

というのが一番です。

気軽に相談できる町医者さんがいて、その町医者さんに聞けば正しい知識を得られる…

そういった環境を整えられれば、それに越したことはないんですが

個人で国を動かすというのは中々現実的ではありません。

ただでさえお医者さんのそのものの絶対数が足りないんですから。

我々が個人で唯一出来ることは

『医療や健康』に関する本当に正しい知識を身につける

これだけ。

そのためには、

『本当に医学的根拠のある正しい情報なのか』

『根底にある営利目的によって事実が歪められていないか、誇大な表現がされていないか』

こういったことを常に注意しておかなくてはいけません。

大切なことは

『医療や健康』に関する情報をたくさん集めること

ではなく

『医療や健康』に関する正しい情報を的確に集め、実践すること

世の中のマーケターたちは自分たちの利益を上げるため、巧みなコピーライティングやセールストークのスキルを駆使して健康関連の様々なジャンルでアナタにお金を使わせようとします。

もちろん全てが嘘なわけではありませんが…

誇大な表現が非常に多いというのも事実。

正しい知識がなかったばかりに、健康のためにお金を使ってきていたつもりが結局振り返ってみれば大して健康な身体を手に入れることなど出来ておらず、お金ばかりが目減りしていた・・・なんて話はザラにあります。

今回の記事の内容…是非皆さんも、心のどこかに留めておいてくださいね☆

ということで今回はおしまい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

ごく一般的な30代の理学療法士。熱しやすく冷めやすいタイプ。令和3年からブログを開始。1年以内の収益化を目指し試行錯誤中。「ブログがオワコンだなんて絶対認めない!」まずは1年、ちゃんとブログを続ける事が目標。

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