1. 朝起きたときの腰痛に悩む方は少なくない
「夜は何ともなかったのに、朝起きると腰が痛くてつらい……」
松本や安曇野周辺のお客さんの施術をしていると、こうした相談は非常に多く聞かれます。
土地柄、農作業が多かったりでこういった症状が増えるんだろう…そんな風に思われがちですが、実はそうではありません。
実はこの“朝の腰痛”は、日常生活のクセや睡眠環境、体の内部で起きている小さな問題が積み重なって現れるものです。
この記事では、その原因をわかりやすく整理し、改善のヒントを具体的にご紹介します。
2. 原因1:寝姿勢や寝具の問題

まず見直したいのは、寝るときの姿勢や使っている寝具です。
- 柔らかすぎるマットレス → 体が沈み込み、腰に負担が集中。
- 硬すぎるマットレス → 背骨の自然なカーブが保てず、筋肉が緊張。
- 枕の高さが合っていない → 首から背中にかけて余計な負担がかかり、寝返りが減少。
ポイントは**「寝返りのしやすさ」**。人は一晩で20回以上寝返りを打つと言われていますが、この動きが少ないと、腰回りの筋肉が長時間同じ姿勢で固まり、朝の痛みにつながります。
3. 原因2:筋肉・関節のこわばり
睡眠中は体温が下がり、筋肉や関節の柔軟性が低下します。日中にたまった疲労や硬さが、そのまま寝ている間にこわばりとして固定化され、朝の痛みとして現れるのです。
特に注意が必要なのは:
- 腸腰筋(股関節の奥の筋肉)
- 多裂筋(背骨を支える深部筋)
- 大臀筋・中臀筋(お尻の筋肉)
これらの筋肉が硬くなると、腰椎の負担が増し、動き出しのときに痛みや張りを感じやすくなります。
4. 原因3:椎間板の内圧変化
寝ている間、椎間板(背骨のクッション部分)は日中に失われた水分を吸収し、膨らみます。
その結果、朝は椎間板内圧が高まり、ちょっとした動きで神経を刺激しやすい状態に。
特に、椎間板ヘルニアや腰椎症の既往がある方は、この影響を強く受けやすいので注意が必要です。
5. 【実例紹介】整体りびるどでの相談例
整体りびるどには、こんな相談が寄せられます。
50代女性:「ここ半年くらい、朝起きたときに腰が固まった感じで、顔を洗うのもつらい。日中動いているうちに少しずつ楽になるけど、翌朝また戻っている。」
このケースでは、寝具の見直しとともに、股関節と腰周りの柔軟性を取り戻すセルフケアを指導しました。数週間の継続で「朝のこわばりが半分以下になった」と実感されたとのことです。
6. セルフチェック!あなたの腰痛タイプは?
次の質問にYESが多い方は、生活や体の見直しが必要かもしれません。
- 朝、起きるときに腰がこわばる
- 柔らかいマットレスで寝ている
- 枕が高め or 低すぎる気がする
- 日中、長時間座りっぱなしのことが多い
- 寝返りをほとんど打たない(寝相が良すぎる)
- 腰を反らす動きが苦手・痛い
- 足の筋力・柔軟性に自信がない
YESが3つ以上なら、一度ケアの方法を見直してみましょう。
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 朝の腰痛は年齢のせいですか?
→ 年齢だけが原因ではありません。筋肉の状態や体の使い方、寝具の影響が大きいです。
Q2. 朝だけ痛いなら放っておいていい?
→ 慢性化する前にケアを始めるのが理想です。放置すると日中の痛みや他の部位への負担につながります。
Q3. 自分で何かできることはありますか?
→ 就寝前のストレッチ、寝具の見直し、起床時の体の使い方(急に起きない・横向きから起き上がる)などが効果的です。特に脊柱の可動性を保つということが非常に重要になります。
8. 改善のヒントと専門家のサポート
整体りびるどでは、以下のサポートを行っています。
- 一人ひとりに合ったストレッチ・セルフケアの提案
- 寝具や姿勢の相談
- 関節や筋肉の動きの専門的チェック
また、下記の関連記事も参考にしてください。

9. まとめ:腰痛は「体からのメッセージ」
朝の腰痛は、日々の姿勢や生活習慣、睡眠環境の小さな積み重ねの結果として現れます。
セルフケアの工夫で改善できることも多いですが、長引く場合は専門家に相談することで、根本的な改善の糸口が見つかります。
松本市岡田近郊で「朝の腰痛」にお悩みの方は、ぜひ整体りびるどにお気軽にご相談ください。
あなたに合った整え方を、一緒に見つけていきましょう。
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