【朝起きたときの膝痛】松本・安曇野の方へ専門家が解説する原因と対策

朝、ベッドの上で膝の痛みに顔をしかめる中年の日本人女性の写真

「朝起きたとき、布団から出ようとすると膝がズキッと痛む」 。整体りびるどには、そんな相談が高齢者からも一般の方からも多く寄せられます。

夜寝る前は特に痛くなかったのに、朝になったら膝がこわばって痛むのはなぜでしょうか? この記事では、その理由を専門家の視点から解説し、生活の中でできる対策、そして地域特有の事情も交えて、具体的なヒントをお伝えします。

目次

なぜ朝に膝が痛むのか?主な原因3つ

① 関節周囲のこわばり

寝ている間、私たちの体はほとんど動きません。 その間に膝関節周囲の筋肉や関節包(関節の中にあるふくろのようなもの)が硬くなり、起き上がるときに引っ張られるような痛みを感じることがあります。

② 夜間の炎症とむくみ

変形性膝関節症や関節の炎症がある場合、夜間のうちに関節内に軽い炎症反応が起こり、朝は関節がわずかに腫れた状態になることがあります。 そのため、動き出しのときに「ズキッ」と痛むことがあります。

③ 筋膜・筋肉の滑走不全

筋膜や筋肉は滑りあって動くことでスムーズな関節運動が生まれます。 寝ている間の同じ姿勢で、筋膜・筋肉の滑りが悪くなると、起きがけの動作で引っかかるような痛みを感じることがあります。

松本・安曇野ならではの要因とは?

松本市・安曇野市は、冬場の冷え込みが厳しい地域です。 朝方の室温は氷点下近くになることも多く、血流が低下し、筋肉・関節がこわばりやすい環境にあります。

また、地域特性として、農作業をされる高齢の方が多いのも特徴です。 早朝に畑に出るため、起きがけの膝痛は日常生活に直接響く問題です。

登山を趣味にしている方(上高地、美ヶ原、燕岳などに登る人々)も、膝のケアを怠るとこうした痛みを感じやすくなります。

朝の膝痛を軽くする具体策

① 起き上がる前に軽い動作を

布団の中で膝をゆっくり曲げ伸ばししたり、足首を回したりすることで、関節や筋肉に血流が戻りやすくなります。

② 寝具や冷え対策を見直す

膝下にクッションを置いて軽く曲げた姿勢で眠ると、関節包の引きつりが減ります。 また、冬場は電気毛布や湯たんぽを活用して、膝周りを冷やさないようにするのも大切です。

③ 朝の急な動きは避ける

特に高齢者の方は、起きてすぐの急な立ち上がりは転倒リスクにもつながります。 まずはゆっくり、身体を慣らしながら動き出しましょう。

筋膜・神経・関節の関係

膝の痛みは、単なる「関節の問題」ではありません。 体は全体でつながっており、筋膜を介した力の伝達や、神経の働きが痛みの感じ方に深く関わっています。

特に朝のこわばりは、筋膜の張りや神経の過敏状態が背景にあることもあります。 これは施術の現場でも非常に重要視されるポイントです。

よくある誤解・間違い

  • 「年齢だから仕方ない」→ 実は筋力や柔軟性を維持することで予防・改善が可能。
  • 「温めれば治る」→ 炎症がある場合は逆効果になることも。冷却が必要なケースを見極めることが大切。
  • 「動かさないほうがいい」→ 動かさないことで逆に筋力低下を招くことがあります。

地域の声:実例紹介

松本市在住の60代女性Aさんは、毎朝の洗濯やゴミ出しで膝痛に悩まされていました。 病院では骨に異常はないからと湿布の処方のみ。実際は股関節の硬さや筋力不足が関係していることがわかり、セルフケアと軽い筋トレを始めた結果、3か月後には痛みが大幅に軽減しました。

このように、骨に異常があるかないかだけでは本当の問題点に気付けないこともあります。いくつもの視点から症状を見定め、痛みの背景をしっかり見極めることが改善への第一歩です。

松本・安曇野の皆さまへ

朝の膝痛は、体からの「ちょっと待って!」というサインかもしれません。 年齢や体重のせいと諦めず、体全体を整えることで、多くの方が痛みから解放されています。

松本市・安曇野市周辺で「朝の膝痛に悩んでいる」「自分に合った対策を知りたい」という方は、ぜひりびるどにご相談ください。 あなたの体と生活に合った、オーダーメイドの解決策をご提案します。

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追従

この記事を書いた人

松本市にある武内整形外科クリニックに勤務する理学療法士。
産まれも育ちも長野県で、地元が大好きな40歳。

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