松本市や安曇野市では、「階段が登れないほど膝が痛む」という相談をよくいただきます。 平地ではそれほど痛くないのに、階段を登ると急に膝がつらくなる――これ、実はとても多い悩みなんです。
この記事では、膝痛で階段を登れない原因を専門家視点でわかりやすく解説し、改善のヒントをお届けします。 地元密着の理学療法士が、実際の現場経験を交えてお話ししますので、ぜひ参考にしてくださいね。
階段を登るときに膝が痛む原因

階段で膝が痛むのは、単に「年だから」「体重が増えたから」ではありません。 代表的な原因は以下の通りです。
- 大腿四頭筋の筋力不足 太もも前の筋肉が弱ると、登るときの負荷を支えきれず、膝前面に負担が集中します。
- 膝蓋大腿関節の圧迫負担 膝のお皿(膝蓋骨)が太ももの骨に強く押し付けられ、炎症や痛みが出やすくなります。
- 股関節・足首の可動域制限 股関節や足首が硬いと、本来分散されるはずの負担が膝だけに集まります。
- 姿勢・重心の乱れ 体幹の安定性が不足し、膝が必要以上に前へ突き出る動作パターンが癖になります。
松本・安曇野では、美ヶ原や上高地の登山、田畑作業、冬の凍結階段など、膝に負担がかかる場面が日常に多くあります。 階段の痛みは、こうした蓄積疲労が表面化したサインとも言えます。
【よくある誤解】膝が痛いときにやりがちなNG行動
- 痛みを恐れて完全に動かさない → 筋力低下を進め、さらに痛みやすくなります。
- 痛み止めだけで済ませる → 根本原因(筋力・動作・姿勢の問題)が残り続けます。
- 階段の昇降を避け続ける → 生活の質(QOL)が低下し、全身の運動量が減ります。
大事なのは、専門家の指導のもと、正しく少しずつ動かしていくことです。
日常でできる改善アプローチ
① 太もも前の筋力を強化する
痛みの出ない範囲でスクワットや壁座り(ウォールシット)を行い、大腿四頭筋を強化します。 無理のない範囲からスタートしましょう。
② 股関節・足首の柔軟性を高める
股関節前(腸腰筋)や足首周りのストレッチを習慣にすることで、膝への過剰な負担を減らせます。
③ 重心・姿勢を見直す
階段では、膝だけでなく股関節をしっかり使い、体を前に傾ける感覚が大切です。 壁や鏡を使ってセルフチェックしてみましょう。
Q&A:よくある質問
Q. サポーターはつけたほうがいい?
A. 一時的な補助にはなりますが、根本解決には筋力強化と動作改善が必要です。
Q. どのタイミングで医療機関に相談すべき?
A. 急な腫れ・熱感・激痛がある場合はすぐ整形外科へ。 慢性的な痛みは、整体や理学療法の専門家と相談し、体の使い方から見直すのも一つの手です。
松本・安曇野の皆さまへ
「階段の昇り降りがつらい」そんな膝の痛みは、年齢や体力のせいではなく、体全体のバランスの乱れが大きく関わっています。 放置せず、専門家と一緒に原因を探り、日常生活をもっと楽にしていきましょう。
松本市・安曇野市周辺の方で、「階段がつらい」「膝の痛みが不安」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▽関連:「膝痛 改善ストレッチ」の記事もぜひご覧ください!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。 松本・安曇野周辺の皆さまからのご相談もお待ちしています。
コメント