【膝痛は体重を減らすと楽になる?】松本・安曇野の方に伝えたい専門家の視点

屋外で膝の痛みを抱えて膝に両手を当てる中年の日本人女性の写真

松本市・安曇野市で施術をしていると、「体重を減らしたら膝の痛みは楽になりますか?」という質問をよく受けます。 確かに、体重と膝の痛みには関係がありますが、単純に「痩せればすべて解決」とは限りません。

この記事では、膝痛と体重の関係を専門家視点でわかりやすく解説し、膝痛に悩む皆さんができる具体的な対策についてお話しします。

目次

体重が膝に与える負担はどれくらい?

階段の前で膝の痛みに耐えて両手を膝に当てる中年の日本人女性の写真

歩行時、膝関節には体重の約2〜3倍の荷重がかかると言われています。 つまり、体重が1kg減ると膝への負担は2〜3kg分減る計算です。

階段の上り下りではその負担は約4〜5倍に増えます。 松本・安曇野の坂道や登山、冬場の凍結道を考えると、普段の生活の中で膝が受ける負担は想像以上に大きいのです。

体重を減らすと膝痛は必ず楽になるのか?

体重を減らせば膝の負担は減りますが、それだけで痛みが完全になくなるとは限りません。 膝痛の原因は複合的だからです。

  • 筋力不足:体重が軽くなっても、支える筋肉が弱ければ負担は集中します。
  • 関節の可動域制限:股関節や足首の硬さが残れば、膝に負担が偏ります。
  • 姿勢・動作の問題:体の使い方が変わらなければ、根本的な負担分散はできません。

つまり、「体重を減らしつつ、筋力や動作も整える」のが本当の改善につながります。

松本・安曇野の方におすすめの具体策

① 減量は緩やかに

急激な減量は確かに体重は減りますが、脂肪だけでなく筋肉量も減ってしまうため筋力低下を招きやすいです。 いくら体重が減っても、筋力そのものも同時に減らしてしまっては本末転倒。栄養をしっかり摂りながら、緩やかな体重管理を意識しましょう。

② 太もも前の筋力強化

大腿四頭筋を鍛えることで、膝への負担を減らせます。 ウォールシットや膝に負担の少ないスクワットがおすすめです。加えて言うなれば、大腿四頭筋だけでなく裏側のハムストリングスも同時に鍛えることでより効率的に大腿四頭筋の筋力を発揮しやすく出来ます。

③ 股関節や足首の柔軟性改善

股関節や足首が硬いと、起立や歩行、その他体重がかかる動作で膝に負担が集中します。 ストレッチやセルフケアで柔軟性を高めましょう。

Q&A:よくある質問

Q. サプリメントは効果がありますか?
A. グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントは補助的な役割です。 まずは筋力・体重管理・動作改善を優先しましょう。

Q. 整形外科と整体、どちらに相談すべき?
A. 関節の腫れや強い痛みがある場合は整形外科へ。 まずは医療機関で医師に相談しましょう。慢性的な動作の問題は整体や理学療法士と一緒に見直す価値があります。

松本・安曇野の皆さまへ

体重を減らすだけでは膝痛は完全に解決しません。 体のバランスを整え、筋力や柔軟性、正しい動作を取り戻すことが本当の改善への道です。

松本市・安曇野市周辺で「膝の痛みが不安」「体重管理をどう進めたらいいかわからない」という方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。

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追従

この記事を書いた人

松本市にある武内整形外科クリニックに勤務する理学療法士。
産まれも育ちも長野県で、地元が大好きな40歳。

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