どうも。
松本市・安曇野市を拠点に活動している整体りびるどのテラサワです。
皆さんは
「五十肩は自然に治るから、放っておいても大丈夫」
と聞いたことはありませんか?
確かに、五十肩(肩関節周囲炎)は時間の経過とともに症状が軽減することもあります。しかし、放置することで症状が悪化したり、長期間にわたって日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
この記事では、五十肩の自然治癒の実態や、放置することのリスク、適切な対処法について詳しく解説します。
1. 五十肩とは?
五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節周囲の組織に炎症が生じることで、痛みや可動域制限が起こる状態を指します。
40代以降に発症しやすく、特に50代で多く見られることから「五十肩」と呼ばれています。
症状は、肩の痛みや動かしにくさ、夜間痛などが特徴で、日常生活に支障をきたすこともあります。
2. 自然治癒の可能性とその限界
五十肩は、自然に治ることもありますが、その期間は数ヶ月から2年程度と個人差があります。
しかし、放置することで以下のようなリスクが生じる可能性があります:
- 症状の長期化:痛みや可動域制限が長期間続くことがあります。
- 関節の拘縮:肩関節の動きがさらに制限され、日常生活に支障をきたすことがあります。
- 他の疾患の見逃し:腱板断裂など、五十肩と似た症状を持つ他の疾患を見逃す可能性があります。
したがって、五十肩の症状がある場合は、早期に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
3. 五十肩の進行段階と症状
五十肩は、以下の3つの段階に分けられます:
急性期(炎症期)
- 肩の痛みが強く、特に夜間痛が特徴的です。
- 肩の動きが制限され、日常生活に支障をきたすことがあります。
拘縮期(凍結期)
- 痛みは徐々に軽減しますが、肩の可動域制限が強くなります。
- 肩を動かすことが困難になり、日常生活の動作が制限されます。
回復期(解凍期)
- 痛みがさらに軽減し、肩の可動域も徐々に回復します。
- 完全に元の状態に戻るまでには時間がかかることがあります。
これらの段階を経て回復するためには、適切な治療とリハビリテーションが必要です。
4. 適切な対処法とセルフケア
五十肩の症状を軽減し、回復を促進するためには、以下の対処法とセルフケアが有効です:
医療機関での治療
- 薬物療法:消炎鎮痛剤やステロイド注射などが用いられます。
- 理学療法:理学療法士によるリハビリテーションで、肩の可動域を改善します。
自宅でのセルフケア
- 温熱療法:温めることで血行を促進し、痛みを軽減します。
- ストレッチ:無理のない範囲で肩を動かすことで、可動域の改善を図ります。
- 姿勢の改善:正しい姿勢を意識することで、肩への負担を軽減します。
ただし、痛みが強い場合や症状が悪化する場合は、無理をせず医療機関を受診しましょう。
5. まとめ
五十肩は自然に治ることもありますが、放置することで症状が悪化したり、長期間にわたって日常生活に支障をきたす可能性があります。
早期に医療機関を受診し、適切な治療とリハビリテーションを受けることで、症状の改善が期待できます。
また、自宅でのセルフケアも併せて行うことで、より効果的な改善が期待できます。
肩の痛みや可動域制限に悩んでいる方は、我慢せず、早めの対策を心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ちなみに、noteの方でも少し別の角度から健康に関する情報を発信しています。
ご興味がありましたら、是非覗いてみてください。
ではまた次回の記事もよろしくお願いします。
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