ども。
武内クリニック整形外科クリニックの理学療法士、テラサワです。
今日の松本市はひさしぶりに晴天。
ここ数日ずっとどんよりした天気だったので…
久しぶりにスカッとした気分で働けました♪
さて、今回のテーマは
『整形外科と整骨院の違いについて』
今日のリハビリ中、患者さんとの何気ない話の中で聞かれたので記事にしてみようと思います。
整形外科と整骨院の違いは?
こんな風に聞かれたら、皆さんは正しく答える事ができますか?
どちらも怪我をした時に治療をしてくれる場所、というような漠然としたイメージでいる方も結構多いんじゃないかと思いますが…
整形外科は、医師が診察します。
対して整骨院は、柔道整復師が施術します。
最も大きな違いはココ。
整形外科でも整骨院でも、診察や施術をしてくれる人を
『先生』
と呼ぶことが多いので、混乱しやすいかも知れません。
医師も柔道整復師も同じ国家資格で、整形外科も整骨院も保険が使えるという共通点はありますが…
資格によってやれることが変わってきます。
整形外科で出来ること、整骨院で出来ること
整形外科では医師が診察をし、医師の指示のもと検査等が行われます。
病名を確定させ、投薬や注射の処方を出せるのも医師。
基本的に医療行為を行うための指示は医師が出します。
逆に言えば、医師の指示がなければ多くの医療行為は行うことができません。
あ、我々が行うリハビリもそうですね。
対して整骨院では、外傷による捻挫や打撲に対しての施術や骨折・脱臼に対する応急処置をメインに行うのが一般的です。整骨院では、外傷以外の疾患では健康保険を使うことができません(保険を使わない自費診療という形であれば可能なので、その他の慢性疾患などは自費診療枠で施術している整骨院は沢山あります)。
それぞれが出来ることをまとめるとこんな感じ。
どちらに行くのがオススメなの?
整形外科にしろ、整骨院にしろ、得意なことと苦手なことがあります。
症状との相性や診療・施術のスタイルとの相性もあるので、結局のところは両方行ってみて自分に合った方を選ぶのがベスト。
整形外科であれば、西洋医学をベースとして医学的根拠を重視した診療を受けることができます。
整骨院であれば東洋医学をベースとしてひとりひとりの症状に合った治療を探すことができます。
整形外科に行ってイマイチ良くならなかったけど、整骨院へ行ったら良くなったというケースもありますし、逆に整骨院に通って良くならなかったけど整形外科に行ったら良くなった、というケースもあります。
マッサージやストレッチなど徒手的な施術で効果を感じやすい場合は整骨院、注射や服薬治療で効果を感じやすい場合は整形外科に行ってみてもいいかも知れません。
ちなみに…個人で診療をしている規模の小さい整形外科は、リハビリテーション科があっても物理療法による治療しかやっていないことも多いです。
リハビリテーションと言うと我々理学療法士や作業療法士によるリハビリをイメージされる方も多いと思いますが、実際のところ個人院で理学療法士や作業療法士が働いているところはまだまだ少ないのが実状で。
あ、もちろん…
松本市の元町にある
は
理学療法士も勤務しているので
専門的な運動療法も可能です。
(露骨な宣伝 笑)
あ、症状に合わせて整形外科に通うか整骨院に通うか検討を…といいましたが、
一番最初はとりえず整形外科を受診しましょう。
理由は、画像等で判断しながら疾患名を診断してもらえるから。
その後整骨院に通うにしても、診断名がはっきりしていて画像所見も明らかになっていれば治療や施術の時間短縮・精度向上に繋がります。
最終的には『自分』との相性で選ぶ
結局これに尽きます。
症状との相性も大切ですし、性格的な相性も大切。
親身に話を聞いてくれて、真摯に症状と向き合ってくれる『先生』がいるところ。
じゃないと途中で通うのが嫌になっちゃいますからね(苦笑)
皆さんには、そんな風に思える整形外科、整骨院はありますか?
では今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。