『水分を摂ること』の重要性

ども。

武内整形外科クリニックの理学療法士、テラサワです。

今回の記事のテーマは

『水分を摂ること』

です。

水分を摂ることはすごく大事だ大切だ…

年齢を重ねてからは、特にお医者さんからよく言われるようになります。

なんで水分を摂ることが大事なんでしょう?

今回はそのあたりについて、お話させて頂こうと思います。

目次

人の身体はどのくらいが水分か

この手の話題はよく健康番組なんかでも取り上げられるテーマなので、知っている方も多いかも知れませんが…

成人男性で、身体の約60%が水分だと言われています(成人女性は約55%)。

ちなみに、新生児の水分量はおおよそ80%。だからあんなにしっとりツヤツヤ肌なんですね。

歳を重ねていくにつれて水分量は減っていき・・・

高齢者と呼ばれる頃には成人より更に5~10%程度減少します。

水分量
新生児約80%
乳児約70%
幼児約65%
成人男性約60%
成人女性約55%
高齢者約50~55%

どのくらいの水分摂取量が適切?

厚生労働省によると、成人が1日に必要とする水分量は2.5ℓ

つまり、1日の内でこれだけの水分が体外に排出されるということ。

一応必要な水分量の計算式というものがあって

【計算式】
体重(kg)×年齢別必要量(ml)=必要水分量

【年齢別必要量】
30歳未満…40ml
30~55歳…35ml
55歳以上…30ml

この計算式に当てはめることで必要な水分量が分かります。

ちなみにテラサワは78kgで37歳なので

1日の必要水分量は2.73ℓ

我々は普段、普段の食事の中でおよそ1ℓの水分を摂取しているとされているので、それ以外で

1.5ℓちょっと

の水分を摂ればいいという事に。

テラサワの場合は普段からけっこう水分を摂る方なので全然余裕ですが…

元々あまり水分を摂らない人にとって、1日500ml3本分の水分は中々大変だったりします。

水分不足だと何が問題になるの?

水分不足で生じる主な身体の問題は以下の通り。

  • 便通が悪くなる
  • むくみやすくなる
  • 熱中症になりやすくなる
  • 筋力や筋肉の柔軟性が低下する
  • 認知機能が低下しやすくなる
  • 頭痛や片頭痛が生じやすくなる
  • 脳梗塞などにかかりやすくなる
  • 免疫機能が低下する      など

細かく言えばもっと色々な影響が出るんですが、主な症状としてはこのあたりでしょうか。

ヒトは水分や電解質が不足すると、いわゆる『脱水症状』という状態になります。

体重に対して1~2%程度の水分が減少するだけでも軽度の脱水症状がみられると言われており、上記のような症状が現れ始めます。

便通が悪くなる、熱中症になりやすくなる、といった症状はイメージしやすいと思いますが…

水分が足りないとむくみやすくなる、というのは驚かれる方も多いのではないでしょうか?

摂取水分が少ないと、身体は逆に水分をため込みやすくなるのでむくみの原因になります。

また、筋力の低下や柔軟性の低下認知機能の低下も水分不足の影響が出やすいと考えられています。

つまり…

高齢者で水分をあまり摂らない方は、

そうでない方と比べて身体機能や認知機能の低下を生じやすい

という事ですね。

こうして考えてみると、水分不足による弊害というものは決して軽視できないという事が分かります。

大切なのは『適度』な水分補給

水分不足による弊害について前述してきましたが…

だからと言って際限なくガバガバと水分を摂取すればいいというワケではありません。

水中毒

という言葉もあり、飲み過ぎはもちろん害になります。

大切なのは

  • 一度に大量の水分を摂取しないこと
  • 少量をこまめに分けて摂取すること
  • 適宜塩分も一緒に摂取すること

こういった事を頭の片隅に置きながら適切な水分摂取を心掛けましょう。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

松本市にある武内整形外科クリニックに勤務する理学療法士。
産まれも育ちも長野県で、地元が大好きな39歳。
臨床年数に胡坐をかくことなく、日々知識と技術のアップデートに邁進しています。
健康に関する情報やリハビリに関する情報、勤務する武内クリニックに関する情報などをブログで不定期に発信していきます。

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