早期受診の重要性

ども。

武内整形外科の理学療法士、テラサワです。

今回は

早期受診の重要性

についてお話させて頂こうかと。

良ければお付き合いください。

目次

病院に行くか迷うレベルの症状

調子は悪いんだけど、改めて病院に行くほどではないかな…?

なんて思っている方、実はたくさんいると思います。

  • 数年来の肩こりがあって、最近ちょっと手が挙げにくい
  • 数か月前から何だか腰が重だるい気がする
  • 階段の上り下りで少しだけ膝が痛む

など。

どれも生活にはちょっと不便だけど、そこまで支障はないレベルなので

まぁ普通に生活していればそのうち治るっしょ♪

こんな風に考えがち。

・・・まぁ、気持ちは分からなくありません。

ただ、もし自分の周りにそういう方がいたとしたら

知識のある専門家(理学療法士や作業療法士、柔道整復師など)がいる病院あるいは整骨院等にいく事を勧めます。

理学療法士としてクリニックで働いていて思うコト

クリニックで働いていると、様々な症状の患者さんが来院されます。

もちろん症状が軽い方から、重症(リハビリでの症状改善が難しい)の方まで様々。

症状が軽い方で言えば

  • ちょっとだけ首が痛い
  • ちょっとだけ肩が動かしにくい
  • ちょっとだけ歩く時に足が上がりにくい

など。

医療関係者も含め多くの方が

その程度の症状で病院行くなよ、医療費の無駄遣いじゃないの?

とかって思ってもおかしくないレベルの方もいらっしゃいます。

・・・。

でもね、

個人的な意見を言わせてもらえば

その判断ナイス!グッジョブ!

と言いたい(笑)

だって、その段階でリハビリ介入させてもらえれば

基本的には症状をしっかりと改善させることができる確率も高いし、

何より早い段階で症状を軽減させ、症状に効果的なセルフケアを指導しやすいから。

1,2回である程度症状を改善させられて、その後はセルフケアメインで・・・

という方向にもっていければ

結果的に来院してリハビリする回数も少なくなるから

長い目で見ると医療費の削減にもつながるわけです。

こんな状態になるとは思わなかった

よく、患者さんから聞くフレーズ。

これはなにも整形疾患に限ったことではなく、内科系の疾患や脳卒中など脳血管疾患も含めてです。

健康な時はイメージしませんよね、具合が悪くなった自分の姿なんて。

で、健康を損なってから後悔するんです。前はこんなじゃなかったのに…って。

腱板断裂で手が全く上がらなくなった方も

変形性膝関節症で少し体重をかけただけで激痛が走る方も

脊柱管狭窄症の症状が強く痛くて夜全く寝られない方も

最初は

ちょっとした違和感や痛みだけだった、

数年放っておいたらこうなってしまった、

早く何か手を打っておくべきだった、

こんな風に後悔されている方が本当にたくさん。

痛み止めの注射も、リハビリも、手術だって

万能なわけじゃありません。

すべてを良くすることは出来ないんです。

だからこそ、

そんな風になる前に、

ほんのわずかな症状しかなかったとしても

気になるのであれば

専門家に診てもらい、意見を仰ぎましょう。

軽症の場合は理学療法士がいる病院や施設がオススメ

ちょっとした症状のみであれば多くの場合

レントゲン等の写真に異常所見が写りません。

ちょっとだけ関節の動きが悪かったり

ちょっとだけ筋肉が縮んでいたり

ちょっとだけ筋肉や関節の協調的な動きが乱れていたりしても

画像で判断するのは難しいんです。

お医者さんは基本的に

  • 問診
  • 触診
  • 画像所見

を中心に診察して診断名をつけますが・・・

このような場合ほぼ確実に

骨には異常なさそうですね。とりあえず痛み止めの飲み薬と湿布を出しておくので様子を見てください。
痛みが強いようなら注射や電気治療も検討します。

的なことを言われると思います。

そんな風に言われちゃったら、患者さんとしては何も言えないですよね(苦笑)

でも、理学療法士がいる病院やクリニックの場合

こまったさん

あの、もし可能であれば理学療法士さんのリハビリをお願いすることは可能でしょうか?

と、ひとこと言えば、リハビリの指示箋を出してもらえるかもしれません。

まぁこればかりはその病院のお医者さんの判断ではあるので、確実とまでは言えませんが。

大きい病院や、ちょっと偏屈な先生がいる病院だと難しいかも…(苦笑)

あ、ちなみにうちの武内先生は

武内先生

リハビリ?したいの?オッケー。
じゃ、理学療法士に診てもらってちょうだい。

みたいなノリなので、

よほどの理由がない限り理学療法士のリハビリを受けられます(笑)

ちょっと予約が込み合っているので、診察日当日は難しいかもですが。

おわりに

・・・と、

早期受診の重要性の話から、いつの間にか当クリニックのアピール記事に(笑)

それはさておき、

症状が軽いからと放置せず、原因をはっきりさせて然るべき対応をするというコトが重要という趣旨は伝えることができたんじゃないかと思います。

ということで、今回の記事はおしまい。

ではまた。

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この記事を書いた人

松本市にある武内整形外科クリニックに勤務する理学療法士。
産まれも育ちも長野県で、地元が大好きな39歳。
臨床年数に胡坐をかくことなく、日々知識と技術のアップデートに邁進しています。
健康に関する情報やリハビリに関する情報、勤務する武内クリニックに関する情報などをブログで不定期に発信していきます。

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